センチュリオン ウェイクサーフ中部オープン

こんにちは!株式会社SoDAのたけです!
9月ですが暑いですね。
季節変わり目の台風がやってきてて涼しくなるのはいいんですが、ぼくは撮影の予定が飛びました。笑

今回は先週行ってきたお仕事のお話を。

なかなか特殊なお仕事だったので許可取りなどなど参考になる部分があるかな?と思います。

9月3日に愛知県常滑市で行われた『センチュリオン ウェイクサーフ中部オープン』という大会のライブ配信(?)のお仕事をしてきました。

(?)がついているのは、YouTubeなどオンラインの配信ではないからです。

詳しく書いて行きますね。

まずウェイクサーフィンとは?

ウェイクサーフィンはボートで波を起こし、その波にボードで乗って楽しむスポーツ。 通常のサーフィンと異なり、波をひたすら待ったり、波に乗るタイミングを逃したりと、そういったことが無い。(wiki)

という感じのスポーツです。

最近ではホリエモンこと堀江社長やヒロミさんもやられていて、テレビや雑誌でも取り上げられたりしています。
で、その大会なんですけど、選手はみんな沖に行ってしまうんですよね。

観客は遠目で見ないといけないんでなにをやっているのかわからない
ということで観客用にモニターに映像を出す、というかんじです。

で、ドローン2カメ、固定1カメの合計3カメのスイッチング、という形で今回はさせていただきました。

まず船の上にファントムを固定(飛ばさない)させて、それを基本的にメインカメラとして。
で、選手が転けた時や選手替えなどなどの挿絵としてぼくが自由飛行。
固定1カメはMC席を。

という感じのセッティングです。

今回の案件で特殊なポイントは『飛行場所』です。

常滑市でピンときた人もいると思いますが、中部国際空港が目の前のビーチ。普通に考えてドローン飛ばせないです。

まぁでも『飛ばしてくれ』とお仕事いただいたらそりゃなにがなんでも実現しますよ。

空港周辺やDID地域がわかる、ドローンを飛ばすみなさんなら御用達の地理院地図。
空港近くは緑になってますよね。

あれって、ざっくり言うと150メートルの他の地域の制限より下ですよーってことなんですよ。(ざっくりです。細かく聞きたい人は問い合わせください)
150メートル以下なので、その場所場所で制限高が変わります。
もちろん空港に近くなればなるほど制限は低くなってきます。

ここで飛ばしたい、飛行ルートはこれですって決まってる場合は空港に問い合わせるか、最近は便利で空港のサイトで調べることもできます。
ので、ハードル高いなーと思われるかもわかりませんが、そんな感じです。
でも『趣味で』は基本的にご遠慮くださいスタイルなのでそこはお気をつけください。

本題に戻ります。

今回の場所は空港からめちゃくちゃ近いところ。
トラブルがないように関係各所色々なところに許可申請を行いました。

○中部国際空港
○海上保安庁
○警察

ですかね。

あれ?『イベント上空』とらないの?

と思われた方もいらっしゃるかと思います。
『大会』という響きからしてイベントやんって思われますよね。

今回はドローンが飛行する場所は海上で、もちろん関係者の上しか飛ばさない。

離着陸場所さえ工夫すればイベント上空取らなくてもいいな、ということで現場を下見に行ったら関係者以外立ち入り禁止にしやすそう、主催者に確認したら立ち入り禁止にしてもらえるとのことで今回は取らずにいきました。(国交省にはイベント上空飛行申請が必要か確認済)

まず空港

近くを長時間飛ばすので諸々打ち合わせが必要です。
こちらの飛ばしたい内容を伝えて、そのままOKなのかここ訂正してくれと言われるのか。
とりあえず投げてみないと始まらないので『いつ、どこで、この仕事で、ドローン飛ばしたい』と伝えて、条件を聞く。
そして擦り合わせていく作業でした。

海上保安庁

は基本的には『同時に2台以上海上でドローンを飛行させる場合』は許可が必要なんですが、今回飛行するのは1台なので本来はいらないんですが、海で飛ばすときは基本的に連絡は入れるようにしてます。

事前に連絡して把握しておいてもらえば、なにかトラブルなど(通報などなど)が入った時に海保側も答えやすいし、諸々スムーズにいくから。です。

警察も一緒ですね。

空港近くでドローン飛んでたらすぐに通報入るので、先に連絡を入れて把握しておいてもらう、というかんじです。

イベント上空をとらずで空港とのやりとり以外は許可申請ではなく申告に近いので比較的簡単ではあるんですが
ひとつでも抜けたりするとイベント自体に水を差してしまったり最悪の場合止まったりしてしまうので慎重に。

事前準備や申請はこんな感じ。

前日入りして、スイッチング設備などなど設営して、テスト確認して、今回は大型モニター(サイネージ)に出す動画も制作させていただいたのでそれもちゃんと流れるか確認させていただいて、前日終了。

当日は朝5時集合!
6時から大会はじまるので諸々準備して試走してもらって、最終テスト確認。

いろんな方々のおかげで多少のラグはありましたがトラブルなく無事終了することができました。

ぼくのドローン飛行時間は12時間。笑

挿絵とはいえいつくるかわからないのでずーっといつ自分の映像が出されてもいいように飛ばしてました。
さすがに疲れましたね笑

でもすごいいい経験をさせていただきました!

実はウェイクサーフィンの大会にドローンで携わらさせていただくのは今回で3回目で
最初は船の上に固定してるファントムのオペレーション
次は固定プラス自由飛行の2カメ
そして今回は3カメとグレードアップして行っています。

ぼくらとしてもグレードアップはずっとしていかないといけないと思ってるので、これで完成ではありません。

次回はYouTube生配信かなー。
その次は固定のドローンをジンバル持ったカメラにして、より臨場感が出るように。という感じで考えています。

ライブの怖いところは『理論上いけるけど実際行けてない』が大いに起こり得ることなんです。

実際前回の大会ではそれで大会運営に大きくご迷惑をかけてしまったので、今後絶対それだけはないように、テストを重ねながら確実にやっていかないといけないなーと思っております。

ライブってそういうのがあるし取り返しつかないリスクもあるけど、達成できたときの達成感がハンパないんですよ。

で、今回も運営の方々や選手、観客の方からも『ライブモニター最高でした!』と言っていただけたし、なによりうれしかったのは位置的にずっと隣でいるMCの方からの『この映像チームはひたすらグレードアップしていってます!今回の映像も最高です!』と言っていただけたことでした。

そういうのあったら『よっしゃ次ももっとグレードアップしましょ!』ってなるので本当にライブは楽しい。やめられない。

もっと大きな配信などなど受けれるようになったら専門チーム作らないといけないくらい複雑なことありますけどね。笑

最後に。添付してる写真について。

ドローン飛ばす人ならわかるこのヤバさ。
飛行機とのコラボです。
これは飛ばしながら興奮しました!


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