こんにちは。
株式会社SoDAの森です。
今回は１２月５日から施行となる『ドローンの国家資格化』についてです。
正直書きたくないし今までこういう場ではあえて全然触れてこなかった部分なんですが…
その理由はただひとつ。
国交省からちゃんとした情報が発表されてないから
です。
語弊を恐れず言うといろんなサイトで書かれている情報はほぼ憶測です。
正式な情報は
- 一等、二等
- レベル４に向けての法整備。
- 一等の市街地での目視外飛行が国家資格になる
というところだけではないでしょうか。
いろんな情報(憶測)が飛び交ってるのはひとえに『国からの情報が少なすぎる』という一点に尽きると思います。
ぼくから言わせるとマジで仕事してる？って思うほどです。
あえて出してないのか、出さない意味はあるのか。笑
ここからは他サイトと同じくぼくの憶測、見解です。
なんのための国家資格？
→国からも出ているようにレベル４に向けて。
レベル４ってなんなの？というと。
ざっくり言うとドローンに人が乗ったり、ドローンで物を運んだり…ドローンの利活用を次のレベルに引き上げることを現実的にするための法整備です。
今そういうのをやろうとすると人口集中地区ではないところでも目視内でしか飛ばせなかったり(レベル２)何回も目視内で実験をして、実績を積んでからじゃないと目視外(レベル３)の許可がおりなかったりします。
弊社にある２時間飛ぶドローンを作っている会社さんも自社ドローンの実証実験で山の集落へ物を運ぶ、A地点を出発してＢ地点で一旦荷物を半分下ろして、再び離陸してＣ地点へ。という航行を自動航行で行ったりしているんですが、ずっとパイロットが飛んでいる下を車などでついて行って、不穏な動きをしたらいつでも手操作に切り替えれるようにしていたりするんですが、結局それを市街地で、完全目視外での遠隔操作で行えるようにしよう、というのが政府の狙いです。
その前にもっとやることあるやろ！
というのはまぁ置いといて…
背景としてはこんな感じ。
で、最近国家資格前でよく聞かれることがあります。
※あくまで個人的な意見です。
今のライセンス(包括飛行許可)があっても取り直しなの？
答えはNOです。
１２月５日から全員取り直し！ってなると、最初に受けに行った人たちが国家資格を取得するまで日本中(市街地)でだれもドローンを飛ばせなくなるという現象が起きるので(目視内ならOKとか補助者つければOKとかは置いといて)、まぁまずそれは無いと思います。
『その間に災害起きたらどーすんの？』って話なので。
だし、取り直し！ってなったら今ドローンで活躍してる人たち、スクールを運営してる人たち…不満しかないですよね？
ぼくもそうなったら確実に文句言いに行きます。
諸々加味して答えはNOです。
国家資格化前に取っても後に取っても一緒なの？
これもNOです。
国家資格になるってことは今よりも『ここを教えてください』『これをここまでやれるようになってください』などなどのカリキュラムがより厳格化されます。
そうなると弊社では一泊でやっている講習も一泊ではできなくなると思います。
教えないといけないことが増える、または細かくなって、日数が増えるってことはスクールとしても金額を上げざるを得ない状況です。
『これをここまで』とされるであろう項目はもちろんぼくたちも今でも教えさせていただいてはいますが、それをテストするってなると結構大変な部分もあります。
どこまで増えるのか、どこまでのクオリティを求められるのか、は正式アナウンスがないのでなんとも言えませんが…
ただ、今とは違うのは明確です。
特に金額ですね。
弊社でも５日からの新しいカリキュラムを見て金額は訂正するつもりです。
国から指定されることと実際現場レベルで求められることって全然違ったりするので、今は現場レベルで使う知識や技術を重点的に教えているので、国から『これをこのクオリティで』と言われても『それ、現場で必要ですか？』となるけど国から言われてるしでそこに時間を割かないといけなくなるような可能性があります。
前途した通り取り直しではないなら先に取っといた方が賢明ではないかと思います。
今いろんな問い合わせをいただくと上記のように説明しています。
一貫して言ってるのは『興味あるなら先やっといたらいかがですか』です。
学んだことって無駄にはならないと思うので。
これは取り直し！とならないことをベースとしてですが。笑
といった感じで現在多くの問い合わせをいただき、駆け込みといった形で本当に多くの受講をいただいています。
国家資格などなどについて何度も言いますがあくまで個人的見解なので『それは違うやろ』などなどはメールでお願いします。
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